けもケット13に行ってきた話

 ようやっと明るめの話題があったので書いていくぜ~。

 5月6日(土)、けもケット13に参加してきました。けもケット自体はこれで3回目の参加になるけど、前回前々回と参加したけもケットはコロナ禍ということで時間制入場での開催となっていたため、会場内の人が思ったより少なく、ちょっと拍子抜けしたのが正直な印象だった。が、今回コロナ明けの制限のない開催ということで、事前のカタログ販売が速攻売切れたり、いろんな方がサークル参加表明をしてたりなど、かなり大規模になるんだろうなぁとわくわくしてしてたわけですよ。失礼、ワクチンは3回打ってるんで「わくわくわく」ですかね。

 そんで先日参加してきたんだけど、これまでの2回はいったいほんとにイベントだったのかと言わんばかりの人数と熱気があって、ようやくイベントに参加したぜ!!って感じで本当に良いイベントでした。詳しくは下記に陳述する。

 

その①:イベントの規模

 今回のけもケは10時から待機開始、12時開場というスケジュールだったんだけど、浜松町でのモノレールへの乗り換えからおそらくケモナーであろう方々がかなりの人数おり、いざ10時ジャストくらいに流通センター駅に着くともう見渡す限り人しかいねえんだわ。前後左右から聞こえるおそらくお友達と来たのであろうイベント参加者の楽し気な会話に囲まれながら独りで会場に向かうのはすごく趣がありましたね、ええ。

 そんで12時開場、すでに会場内は人でごった返しており人気サークルには長蛇の列ができているなど移動するだけでも一苦労な状況だった。前回前々回はある程度ゆったりと歩くことができたからスマホを確認しながら「次どこ行こうかなぁ」なんて考えることができたけど、今回はスマホを見る余裕なんて到底なく、せっかく念入りに作ったサークルチェック.xlsxの出番は現れず「そんな…、オレのデータが…ッ」なんてぶつくさ呟きながら会場内を徘徊していた。

 そんで今回はかなりお買い物するであろうことから大きめのリュックを背負ってきたわけだけど、移動するたびにいろんな人とリュックがぶつかってしまい、人生で一番「すみませ~ん」って言ったといっても過言でない。

 そんなこんなで1時間半程度でだいたいのお買い物が済み、10か所ほど購入が叶わなかったサークルさんはあれど、大満足な結果となりました。

 

その②:初めてのオフ会?

 齢26歳になり、中学生ぐらいから夢見ていたオフ会とやらが偶然実現することになり、積年の夢がようやく叶ったという訳ですよ。インターネットってすごいね。

 もともとインターネットで誰かと繋がるのに謎の抵抗というか禁忌の領域みたいに感じているところがあって、当時自分が中学校だったころに「斎藤さん」っていうランダムに誰かと通話がつながるアプリが流行っていた?んだけど、そのアプリで友達と「どっちが先に連絡先を聞き出せるか」ゲーム的なのをしてた時も、通話がつながった瞬間すぐに切ってしまったりと、結局ゲームに大敗したのが懐かしい。ちなみに友達が連絡先を聞き出せた相手の名前は「さおりちゃん」でした。

 それくらい当時はインターネットで誰かと繋がるということに耐性がなくて、何かあるたびに心臓がバクバクしてたような気がする。今ではピクリともしないんだけどね。今度心臓が止まってないか診察にでも行ってこようかしら。そんでそれからも、オンラインゲームだったりでネット上の人と交流するきっかけはあったけど、まあ結果は言わずもがなろくなコミュニケーションは取れなかったわけで、オフ会とかいうレベルの高い行為には憧れを抱いていたんですね。あとネットに強い友達にオフ会自慢をされていたのも拍車をかけていたのかも。

 要するに、素性の知らない相手とのコミュニケーションが極端に苦手だったんだろうなぁと思う。当時は学校内での顔の見知った中での交友関係しかないもんだから、顔も知らないような人と交流することに抵抗があるのはだいぶ仕方がないことのような気がするけど、クラスに何人かいるインターネット交流得意ニキはいったいどうやって生まれるんだろうね。

 話を戻すと、今回のけもケットではどういう流れかインターネッツで交流のあった方々と「集まろうぜ」という話になり、「オフ会」的なものが実現したのである。まったく心構えしてなかったもんだからかなりびっくりしたけど、会場内での同人誌を巡る過激な戦いで疲弊していたから緊張する余裕なんかなく、ぬるぬる事は進み気が付けば合流。

 内心クソほどおどおどしていたけどオフ会の経験者たちは逞しく、超自然体だったので流石だなぁとしみじみ思いながらいろいろお話しをしたり、会場を周ったり、ご飯を食べに行ったりと「あ、オフ会だ~!」なんて思いながら楽しい時間を堪能しましたよ。前半余裕がなくて何を話したかはあんまり覚えてないんだけどね。

 事細かく思ったことを書くのはむずがゆくなりそうだから割愛すると、総論:初めてのオフ会はすごく楽しかった という訳です。正直緊張はしたものの、自分の唯一といっても過言ではない長所である「人間関係でハズレを引かない」スキルのおかげもあって不安的なものはなく、実際良い人ばかりでほんとに良い体験になりました。感謝感激です。

 

その③:着ぐるみ交流コーナー

 着ぐるみのキャラクターさんたちついてはTwitterなどでちらほら見かけたり聞いたりする程度で、決して詳しく知っているわけではないけど、今回はそんなキャラクターさんたちを初めて生で見ることができた。ほんとは遠目で見て「かわいいなあ~、かっこいいなあ~」的な楽しみ方をしようと思っていたんだけど、知人に背中を押されて無事密な交流をすることになりました。7~8名のキャラクターの方々と交流することができたけども「でけえ!」「かっこいい!」「かわいい!」「モフモフが気持ちいい!」って感じだった。その上みんな身振りやしぐさに個性があふれている一方、みんな共通してすごい優しかったしサービス精神が旺盛でまぶしかったですね。性根のひねくれた自分がこんな光属性の交流をすると思わなかったので、楽しさ半分気まずさ半分といった心持で、あんまり丁寧にコミュニケーションがとれなくてなんだか申し訳ない気持ちにもなったね。

 ただ総論新鮮なことばっかりですごく楽しかったので、背中を押してもらえてほんとにありがたい限りでした。もっと気持ちと気持ちでぶつかるような素直なやり取りができるようになればリベンジしたいなぁと思う。そのためにも今回交流したキャラクターさんたちも含め、もっと深く知っておくためにも、秘蔵の非公開リスト「着ぐるみさんたち」にぶち込んでいくぜぃ!!

 

まとめ

 いろいろと書いたけど、これまでのけもケットが準備運動だったかのように、今回は鮮烈な体験ができたなぁと思う。なかなかバイタリティがないというか出不精な性分なせいもあってチャレンジ精神に乏しい部分があるけど、もう少しだけ勇気を出しつついろんなことにチャレンジしていきたいなぁと改めて思いましたね。

 

懺悔

 結局ネガティブな話で終わるんかい!、という出オチ感が否めないけど、最後に一つ自分への戒めとして懺悔しておきたいことがあったので書きます。

 懺悔というのも、着ぐるみさんとの交流についてなんだけど、これまでキャラクターグリーティング的なものには自分には一切縁がないものと思いつつも、知人や「この人ちょっと気になるな」と目をつけている人達もこういったイベントをすごく楽しんでいたりと、いろんな人を惹きつけて感情を大きく動かせるようなすごく魅力的な文化だと思っており、参加した人たちの体験談やクソデカ感情やらを栄養源の一つとするくらいにはリサーチをしていたわけです。

 そんなキャラクターグリーティング文化を100%素晴らしいものだ!!と認識したうえで、今回いろんなキャラクターさんたちと交流をさせていただいたんだけど、ドキドキしたりだとか、一目惚れしたりだとか、緊張して声が上ずってしまったりだとか、そういった状態にはならず、せっかく魅力を伝えるためのイベントに来たのに、中途半端な気持ちで来てしまったせいでその魅力を体験することはできず、交流したキャラクターさんたちや背中を押してもらった知人にすげぇ申し訳ないなぁと思いました。

 ただ、自分は即座に感情が上振れたり下振れたりしないけど、積み重ねて大きくすることはできるタイプだとは思うので、心身ともに万全の準備をしたうえでリベンジを果たしたいと思う。つまり何が言いたいかっていうと、伸びしろがあるということとクソデカ感情を手に入れるためには努力が必要ということ。

 なんとなく良い話っぽく持ってこれたので今回はここまで。